11月も後半となり、かなり寒くなってきたが、今年中にもう1回ぐらいツーリングへ行きたいなということで
臨時ツーリングを企画する。今回は、前から1度行ってみたかった仙人風呂へ行くことに。
朝5時半に目覚ましをセットして布団に入るが、例のごとく寝れない。
皆、もう寝たんかな?と思い、掲示板をチェックすると「皆、もう寝た〜〜?」と隊長の書き込みがあった。
すでに0時半。とりあえず、寝なくちゃなのでスルー。
しかし、スルーしてみたものの掲示板の様子が気になる・・・。
我慢は体によくないので、「ちょっとだけ見てみるかぁ〜」ってことで掲示板をチェック。
隊長の書き込み:「参加表明したのに、△マークのままだ・・・悲しいな〜 悲しいな〜 悲しいな〜」
参加者の集計表で、自分の参加マークが△のままになっているのが気に入らないらしい・・・。
バイクのシートに鳥のフンがついていても気にならないくせに、こういう事は気になる様子。
修正していなかったのも悪いので集計表を○に書き換え、修正完了の書き込みをしておく。
「さて・・・寝なくちゃっ!」
再度、睡眠を試みるも、寝れない・・・。
再度掲示板をチェックすると、めちゃくちゃ書き込みが増えている。皆、寝れないようだ(笑)
ひたすら寝る努力をして、寝たのか寝てないかわからないうちに目覚ましが鳴った。
「さて、行くか〜〜♪」
集合場所へ到着すると、まだ誰も来ていない。コンビニでおにぎりを買って食べていると間もなく隊長が到着。
到着するとすぐに、キャブを分解しはじめる。気温が下がった事によりセッティングがくるってしまったとのこと。
手慣れた手つきで、作業する隊長。ちょっぴりカッコイイ。
しばらくすると、お見送りのタンカさん到着。今日が初対面であったが、一瞬で仲良しになる。
愛機
隼のタイヤは、端っこが青色に変色しており、過激な走りを想像させる。
トッシブ走行(超ノロノロ・・)に耐えれるんだろうか・・・・(笑)
そうこうしているうちに、まえじゅんさん。マナさんも到着。
ドレンボルトさんと、さぼてんさんが来ないので、掲示板をチェック。
ドレンボルトさんは、さぼてんさんと合流するも、マシントラブルによりリタイヤとのこと。
さぼてんさんが来るのをひたすら待つが、なかなか来ない。
かなり心配したが、集合時間を大幅に超えた8時半過ぎにさぼてんさん到着。
阪神高速の分岐を間違えたらしい。
リタイヤしたドレンボルトさんより、コーシー代を預かっているとのことだったが、すでに
コーヒーブレイクは済ませた後だったので、後で遠慮なくいただくことに。(ドレンボルトさんっ!
ゴチになりました!)
皆そろったところで出発。
[201]からR310へ抜けて峠道を走るが、
寒いのでかなりのゆっくりペース。
R168に入ったところのコンビニで1回目の休憩。
コンビニの駐車場でマナさんがおにぎりをひき殺すという事件発生!
現場状況を写真に収めようと、しゃがみ込みカメラを構えると、俺の桃尻にマナさんの蹴りが炸裂!!
痛みを堪えながら、なんとか撮影に成功する。
さぼてんさんがドレンボルトさんより預かったコーシー代で缶コーヒーを買い、皆でコーヒータイムを過ごす。
久し振りのタダコーヒーはめちゃくちゃうまかったが、このコーヒーにより後で拷問の苦しみを味わうこととなる。
R168をひたすら走り仙人風呂を目指すが、コンビニを出てすぐにトイレに行きたくなる。
「やばい・・・ちゃんとトイレ行っとけばよかった・・。
まだ、走り初めてすぐやし、止まったら怒られるやろうな。」と思い、我慢して走ることにするが、
限界が来るのは予想以上に早かった。減速帯のガタガタが限界状態の俺をさらに追い込む。
事態はすでに、怒られるとか怒られないとかの問題ではない。
いい大人がお漏らしをする訳にはいかない。
「やばい!! もう、怒られてもいい!! 止まる!!」
が・・すでに山奥の峠道となっていたため、トイレらしきものが見当たらない。
必至で耐え続け、谷瀬の吊り橋のところでトイレに駆け込み、事なきを得た。
再出発後は爽快にワインディングを走り、十津川郷へ到着する。
お腹が減ったので少し早目の昼食を食べることになり、盛りそば定食を食べた。
(写真撮るの忘れました
そして、念願の仙人風呂へ到着!!
バイクの止め場所を探すが、石ころの駐車場しかなかった。
駐車場の入り口が坂になっているので、おそるおそるバイクを走らせる。
なんとか全員無事に駐車場への入場を完了。
バイクのスタンドが砂にめりこんで、ポテッっといくとやばいので、スタンドのまわりを石で囲って補強する。
さらにマナさんのバイクは念いりに補強。
これは、マナさんが影の番長マドンナだからって訳ではなく、一番右端に止めてたのでマナさんのバイクが
倒れると将棋倒しになり、全員のバイクが倒れるからです。(え・・・脅された?
違いますよ(笑))
更衣室は女性用(柵で囲ってるだけ)しかないので、寒空の中着替えを済ませ入浴。すごくぬるい。
隊長とさぼてんさんは、奥の方へ探索に出かける。
間もなく戻ってきた二人が言うには奥の方はかなり湯温が高いらしい。
気になるので、皆で行ってみることにした。
川の底は石だらけなので、歩くとかなり痛い。「痛い!痛い!」と掛声を掛け合いながら、皆で行進する。
なるほど、奥へ向かうにつれて、どんどんお湯が熱くなっていく・・・。
「ほんまや!
こっちの方は熱いなー!」
「熱っ!熱っ!!」
痛いの掛声は、いつの間にか熱いに変化しつつ、一番奥まで到着。かなりの熱さである。
場所によって温度変化が凄く激しく
「熱っ!」「冷た!」「痛っ!」「熱っ!」「冷た!」「熱っ!」「冷た!」「痛っ!」
と、かなりややこしい事になっていた。
風呂からあがり、着替えを済ませた後、まえじゅんさんは、水着についた砂を川で洗っていた。
ふと川に目をやると、まえじゅんさんの水着がひらひらと優雅に泳いでいる。
まえじゅんさん、痛恨のミス!!
なんとか水着を回収しようとするが、水着は捕獲されるのを拒否するかのように
どんどん沖の方へ漂っていく。
そうこうしているうちに、流れの速い川の真ん中へ
移動し、一気に逃げるまえじゅさんの水着。
水着の持ち主であるまえじゅんさんがあきらめモードの中、仲間思いのさぼてんさんが、
必至で回収しようとするが、川に落ちてズボンがびしょ濡れに・・・・。
これがきっかけで、完全にブチ切れたさぼてんさん。
端においてあった、長い竹の棒で、水着を釣り上げる作戦にでる。
「どりゃぁ〜〜〜!!」「うぉっしゃ〜〜〜!!」
水着を竹の棒の先にひっかけての1本釣りに成功!!
周りで見ていた観客からも歓声が湧き上がる!!
釣り上げた水着をゆっくり下ろすのかと思いきや、そのまま棒をぐる〜んと回して水着をふっ飛ばし、地面に叩きつける。
水着は再び砂まみれ・・・・。
生意気な水着にそうとう腹が立っていたようだ。
帰りのルートを相談し、R169で帰る事にしたが、この選択によりまたもやアクシデントに見舞われることとなる。
出発前に皆からガソリンを給油したいと聞かされていたので、道中でガソリンスタンドを探すが全くない。
そうこうしているうちに、どう考えてもスタンドなんてなさそうな険しい山岳道路となる。
「ありゃりゃ・・こりゃ、やばいわ・・・」
気になりつつも、とりあえず走り続けるが一向にスタンドは現れない。
かなり心配になってきたので、止まって皆のガソリン残量を確認する。
一番やばいのは、隊長。後30Km走れるかどうからしい。
皆を残して一人でとある民家へ行き、近くにガソリンスタンドが無いか確認すると、
約10kmぐらい先に3軒ほど並んであるとの情報をゲット!
ガソリンスタンドを目指して走っていくと、ありました!ガソリンスタンド!!
ちゃんと3軒並んでいます♪
1軒目、休みな感じでロープが張られている。
2軒目も同様
3軒目・・・・
「しめた!
明かりがついてる!!」
が、閉店間際なのか、ロープが張られている。
スタンドの前に停止し様子をうかがうと、店の中のおばちゃんが胸の前で両手を交差し、×マークを送っている。
「
Σ(゚д゚lll)ガーン」
非常にマズイです。
スタンドを過ぎたところで、緊急停止して作戦会議。
ガソリン残量を再度確認するが、皆リーチがかかった状態。
とりあえず、皆のガソリンを分け合いながら走行する作戦となったが、どうやってガソリンを移すかが問題である。
ここで、漢、まえじゅんさんが、1人買い物に出かけ、シュポシュポをゲット!!
すばらしい!!
とりあえず、止まった奴に皆からガソリンを少しずつ分け与えて走行する事に決め、再び走り出す。
結構な距離を走ったが、誰もガス欠することなく、ガソリンスタンドへ到着する。
シュポシュポが活躍する事はなかったけど、精神的にかなり救われました。
ちなみに、ここのガソリンスタンド、めちゃくちゃ高かったです。
ガソリンを満タンにして再出発するが、すでにあたりはうす暗くなり、気温もかなり下がっていた。
R169をもくもくと走るが、かなり寒い・・・。
ブルブルと震えながらも、我慢して走る。
そして、道の駅
杉の湯川上で休憩。
バイクを降りると、なにやら隊長が奇妙な踊りを踊っている。
寒さの限界に達していた隊長の体が、体を温める為の運動を強要している様子。
いかしたダンスを披露しながら、寒さ対策のカッパを着込む隊長。
ブルブル震えて本当にかわいそうでした。
暖かいコーヒーを飲んで、少し温まったあと、再出発。
暗闇の中、トッシブにしてはかなり速めのペースだったけど、初心者であるマナさんが、普通について
きてました。
無理すると危ないとか思ったけど、後で聞いてみると、無理と思った時は、ちゃんとスピードを落としているとの事。
自分の限界を認識し、安全マージンを確保できているということなので、かなりの成長です。
近いうちに、煽られるかも。
最後に、道の駅 かなんで休憩を取り、談笑の後、解散。
「皆さんお疲れ様でした〜〜〜〜」